ふたたび旅(アフリカ編 たびタビ旅part2)

約2年4ヶ月の旅(http://zensin.jugem.jp/)からはや5年あまり。もう行かないはずだったのに、3回目の長い旅へ…。我が旅人生堂々の3部作完結アフリカ編!!…のはずです。

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二日目は太陽の昇る前である朝5時くらいに車に乗り込み、再び砂漠を目指します。

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昨日見たDUNE45には既にここで日の出を見ようとする観光客が登っているのが見えます。しかし、僕らはここに寄らず先に進みます。

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しばらく走ると舗装道路が終わります。ここから先は4WDの車しか入ることができません。なので駐車場に車を止め、そこから100ND(約1100円)払い国立公園が用意している4WD車に乗り換えます。ドライバーはハンドルに頭をもたれかけさせ熟睡していましたが……。起こしてごめんね。

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寝ていたところを起こされ機嫌の悪いドライバーですが、それでも僕らを乗せて更に奥へと進んでくれます。

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そして、10分ぐらいして着いたのが、本日の最初の目的地「デスフレイ」です。

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砂丘の上の方に既に人がいるのが見えます。

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僕らもさっそく登りはじめます。

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朝日に照らされたナミブ砂漠はほんと綺麗です。

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たくさんの歩いた足跡がついているので、昨日よりは歩きやすいです。

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上に着くと、そこで持ってきていたパンを食べます。安いパンですが優雅な朝食です。

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下を見下ろすと白い大地が見えます。実はそこがデスフレイと呼ばれる場所なのです。

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朝食を食べ終わると、さっそく斜面を駆け下ります。

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これがデスフレイ!!昔、オアシスであった所が干上がった場所です。立ち枯れた木がたくさん残っており、白い土の地面、赤茶色の砂丘、青い空とともになんとも不思議な光景を見せてくれます。

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記念撮影~!!さてさて僕はどこにいるのでしょうか?

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デフスレイを堪能した後は、反対側にある「ソスフレイ」と呼ばれる場所へ歩いて移動します。ここもまた登ります。

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ああ~なんて綺麗な形の砂漠なんでしょうか。

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上がるとそこからは果てしなく続く砂漠を見ることができます。

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こっちはデフスレイに比べると訪れる人の数は少ないように感じましたが、砂漠の景色を堪能するならこっちの方が素晴らしいですね。

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そして、ここも下りる時は、駆け下ります。気持ちい~い!!

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砂漠を十分堪能して、キャンプ場に昼過ぎに戻ります。いや~今日は良い一日だったね~後はのんびりしたいね~っていうところなんですが、今はレンタカーの旅の途中。テントをしまい、これから次の目的地へと移動しなければならないのが辛い。

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そして、本日は最初からずっと未舗装の道がひたすら続きます。怖い、怖い、怖い。そして、午前中の疲れがじわりじわり僕の身体を蝕み、眠気まで襲ってきます。

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対向車とすれ違うと砂煙で視界が真っ白になり、これまた怖い。

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4、5時間くらい走った後でしょうか、目的地スワコップムンに近づくとようやく舗装道路。快適!!120キロ(法定速度です)でアップダウンの激しい道をぶっ放す。

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そして、夕方5時半にスワコップムントにとうちゃ~く!!一番難易度が高いと思われる今日も、俺たちは生き残ったぞ~!!


 

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いよいよレンタカーを利用したナミビアの旅が始まります。参加者3名の内、国際免許証を持っているのは僕だけなので、ずっと運転は僕がすることになります。費用は少しでも安くしたいので、小型かつマニュアル車を選びます。ケープタウンでマニュアル車を運転したのも、このナミビアの旅のためといってもいいでしょう。

それでもやはりマニュアル車を運転するとなると緊張感が高まってきます。朝、少しドキドキしながらレンタカーオフィスに出向きます。すると受付のお兄ちゃんは、予約した種類の車を用意できなくなったので、代わりにオートマで一回り大きな車を用意したので大丈夫か?と訊いてくるではありませんか。

ということで、マニュアル車に乗る必要はなくなってしまったのです。せっかく覚悟を決めてやったろうか~と思っていたのに、ほっとしたような、残念なようななんとも言えない気分ですね。でも、とにかくほぼ新車のかなり広い車になったのはラッキーでした。

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進路を南にとり車を走らせます。ウィントフックを出るとあっという間に家や建物がなくなり、見渡すかぎりの荒野となります。 

道路の状態はそれほど悪くなく走りにくいことはないのですが、問題はそのスピード。走っている道は高速道路でない一般道なのにもかかわらず制限速度は100キロなんです。80キロぐらいなら気持ち良く走れるのですが、100キロともなるとちょっと怖く感じます。それでも100キロくらいで走っていると、そんな僕の車をどんどんと他の車が追い抜いて行きます。120キロとか130キロくらい出ているのではないでしょうか。一般道路なのに……。

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途中の小さな町のショッピングモールで昼飯休憩。

そして、ここからがいよいよこのレンタカーの旅の本当の試練が始まるのです。

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それはなにかというと、道が未舗装となることです。そして、問題は事故が多発するということなのです!!多くのバックパッカーがレンタカーを利用してナミビアを旅するのですが、ネットで「ナミビア レンタカー 事故」を検索すると分かってくれると思うのですが、かなりの確率で事故を起こすのです。それも車が横転するというような派手なものです。そして、ブログで見るだけでなく、実際に事故を経験したという人にも出会うので余計恐怖が増します。ケープタウンであった人は横転はしなかったものの、車がすべってスピンしてグルグルと回り、辺り一面砂埃で真っ白になり、死を覚悟したらしいです……。

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実際走ってみると、未舗装といってもそんな凸凹した感じでもなくそれほど悪路というようには感じないのですが、いったんタイヤがスリップしてしまうと制御不能となりとんでもないことになってしまいます。恐る恐る運転します。しかし、何故か制限速度が80キロであったりとけっこう速い。そんなスピードで走れるか!っと交通量がほとんどないこともあり、僕は50キロとか60キロとかで走ります。

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こわごわ走ると言っても、周りの景色は広大でなかなか気持ち良いです。ついつい調子に乗って80キロ以上スピードが出てしまうこともありますが、いかんいかん調子にのってはいかんと自分を戒めます。

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道中には動物たちも姿を見せてくれます。バブーンや……。

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オリックスなど。

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そして、なんとか無事に本日の宿泊地のセスリムに到着。なんとか生きてたどり着くことができました~。

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そして、宿の受付でチェックインの手続きをします。今晩はテント泊です。会計担当はケイジ君であります。複数で旅をすると言っても、みんなもともと一人旅をしている人間なので、みんなそれぞれ調べものをしたりと積極的に動くので楽でいいですね。

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しかし、本日はこれで終わりではありません。ここに来た目的は世界最古の砂漠ともいわれるナミブ砂漠を見ることなのです。見学は明日が本番なのですが、今日はここから車で1時間弱で行けるDUNE45と呼ばれる砂丘を見にいくことにします。

嬉しいことにここからは舗装道路になります。神経を使わず運転できるって楽ですね。

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今度はダチョウを見かけました。

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じょじょに砂漠が見えてきます。

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そして 、DUNE45に到着です。

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これがDUNE45!!観光名所になるだけあって綺麗な形状をした砂丘です。

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それでは、登ってみましょうか!!

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なんとも綺麗ですよね~。これぞまさしく自然の美ってやつです。ちなみにここの砂漠は砂の色が赤っぽい色をしているのが特徴です。

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陽の光が当たる場所と日陰の場所の色のコントラストも美しい。

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振り返ると僕らが歩いてきた足跡がこれも綺麗に残っています。いや~怖い思いをして車を運転してやって来たけど、その甲斐がありました。でも明日はもっとすごい砂漠を見ることができると思うと期待が高まってきますね。

明日も楽しみ!!

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ってことで、どりゃ~!!!!



 

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ナミビアは鉱物資源が豊富なこともあり、インフラも整っておりそれなりに発展した国です。ちなみにここも南アフリカ経済圏であり、南アフリカの貨幣もそのまま使えます。

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 ここ首都ウィントフックにもそれほど数は多くないものの大きなビルもあり、賑わっている通りもあります。

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しかし、ここもアフリカを北から下ってきたなら、お~すげ~アフリカなのになんて発展している町なのだと驚くかもしれませんが、ケープタウンから来るとやっぱりちょっと寂れたように感じてしまうのは仕方ありませんかね。 

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そして、この町には観光する場所もほとんどありません。ないと言い切ってもよいかもしれません。

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そんな町にすでに3日間も滞在しています。いったい何をしているのか?あんだけケープタウンでのんびりしたのにまだ足りないのか?

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違うのです。ちゃんと目的を持って滞在しているのです。実はナミビアには砂漠や野生動物がたくさん生息する国立公園など見所がたくさんあるのですが、それを見て回ろうとしても公共交通機関はほとんどないのです。ですからレンタカーを借りて回るというのがここでの観光の仕方なのです。

そのためのレンタカー会社選びや宿の予約、観光の日程を考えたりしていたのです。 

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そして、ケープタウンの宿で一緒であったブロガーのオギーと大学生のケイジ君が一日遅れでやってきて、ここでまた合流しました。この二人と共にで5泊6日のナミビアのレンタカーの旅に明日より行ってきます!!

むさ苦しい男三人旅……果たしてどうなることやら??

 

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