ふたたび旅(アフリカ編 たびタビ旅part2)

約2年4ヶ月の旅(http://zensin.jugem.jp/)からはや5年あまり。もう行かないはずだったのに、3回目の長い旅へ…。我が旅人生堂々の3部作完結アフリカ編!!…のはずです。

2014年02月

前回に引き続きベトナムの食についてです。ベトナムはほんと食については豊かで書くことはたくさんあります。

今回はデザートです。

ベトナムでデザートと言えば「チェー」です。食材を甘く煮た日本のあんみつやぜんざいのような物なのですが、いろいろ種類がありますが僕が好きなのはグラスに何種類か入れて上に砕いた氷を入れた物。

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かき混ぜて食べますが、冷たく甘い豆や歯ごたえのあるゼリーのような物が入っていて本当に美味いっす。

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こんな様にお店にはたくさんの具材がずら~っと並んでいます。これを見るだけでワクワクしてきますね。

後は特に甘い物はないのですが、 よくシントーと呼ばれるシェイクを見かけます。種類豊富な果物から作ってくれて、暑い中に飲むとすっきりしていいです。



そして、今度は日本ではちょっと受け入れられにくい食べ物を2品紹介。

まずはこれ!!

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フィリピンなどにもあるベトナムでは「ホヴィロン」と呼ばれる孵化しかけのアヒルの卵!!
有名ですよね。日本人はけっこう見た目がぐろいからか苦手な人が多いのですが、 僕は大好きで売っているを見つけたらよく食べます。でも、昔は路上でよく売っていたのを見かけたのですが、今回の旅ではあまり見かけることができなかったのは残念です。


そして、お次はこれ!! 

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さてなんの肉でしょうか?

答えは…これ!!

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そうです、犬の肉です。

ベトナムでは犬の肉を食べる習慣があります。特に北部地域で食べるようですが、ホーチミンシティーにも犬料理専門店がありました。それも4、5軒が連なってありました。

味の方はけっこう癖が強くめっちゃ美味いってこともないのですが、お酒のつまみにはいいんじゃないのかと思います。こっちの人は強いお酒を飲みながら食べることが多いみたいです。

ちなみに友達によればベトナムでは飼い犬もたまに盗まれることがあるらしいのです。その目的は…なのかもしれないとのこと。うぁ~って感じですよね。



日本ではなかなか食べられない物を食べる…これも旅の醍醐味の一つであります。さてさて次は何があるのかな~。 

さてさて恒例の?何を食べているのかベトナム編です。ラオスと違ってベトナムは飯の種類が豊富で洗練されていて美味しい物がたくさんあります。他の東南アジアの国と違ってあまり辛くないのも日本人にはあっているかもしれません。

そして、今回の旅はベトナム在住の友達と4日ほど一緒に過ごしたので、一人だと多分食べなかったような物をたくさん食べることができました。ビールもたくさん飲めたしほんと充実した食生活でした。

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ラオスにもあったバインミーと呼ばれるサンドイッチですね。やはり美味い!!値段も安くボリュームもあり朝飯や移動中にも最適です。

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こっちは少し洒落たバインミー屋さん。街の中心部にあって昼のランチ時間に訪れたのですが、オフィスビルで働くようなベトナム人でいっぱいでした。

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言わずと知れたベトナム料理といえばこれが出てくるほど有名なフォーですね。米粉の麺です。

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これも米粉の麺ですが、ブンボーフエと呼ばれフォーとは製法が違います。 日本でもうどんや素麺などいろいろ種類があるようにベトナムにもいろいろあります。

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ベトナムと言えば、これも忘れてはならないでしょう!生春巻きです。甘いタレをつけて食べるのが美味かったです。

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肉まんもよく売っているのを見かけます。ベトナムの肉まんの特徴はウズラの卵が入っているということです。これがほんと美味くて僕は大好きです。日本のコンビニとかでも同じような物を売れば絶対に売れると思うんだけどな~。

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もちろんぶっかけ飯屋もたくさんありますよ。ニャチャンでは肉を店頭で炭火で焼いたものをのせる店がたくさんありよく食べてました。

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貝料理屋もよくあります。ビールのつまみに最高です。これは貝に火を通しナッツ類を上にのせたものです。

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BBQ屋です。もちろんビールが進みます。ベトナムの人も最近はタコを食べるようになってきているみたいです。

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ヤギの焼き肉。七輪で焼いて食べる。もちろんビールが進みますよ!左側の白っぽい肉は乳房の肉で美味かったです。



いや~まだまだいろいろあるベトナムですが、美味しいものを食べられるってほんと幸せですね。

そして、やはり食事は一人より二人で食べる方が美味しい!!

まぁ、もうひとつ欲を言えば、食べる相手がむさ苦しい男じゃなくて可愛いねえちゃんやったらいうことないのにな~。

…と僕の友達も思ってることでしょう。



 

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友達とは一泊二日で、サイゴンの南に位置するメコンデルタにある町カントーにも出かけてきました。

メコンデルタとはメコン川とその支流が網の目のように広がっている地域で、 肥沃な農地に恵まれ、お米の一大産地となっています。カントーはそのメコンデルタの一番大きな町になり、ホーチミンシティーからバスで約3時間の場所にあります。

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一番大きな町とはいえ、やはりホーチミンシティーに比べると建物や人やバイクの数は格段に少なくのんびりとした空気が漂っています。やはりほっとしますね。

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渡し舟に乗り対岸に渡るとそこはもっとローカルなエリアでさらにのんびり。やっぱりベトナムの良さはこれですよ。夕日も奇麗です。


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翌朝は5時前!に起床して、小船をチャーターして朝市を見学にしゅっぱ~つ!!前夜は12時過ぎまで飲んでましたけど眠くないぜ~。

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かなりの旅行者を乗せた船が同じように観光に向かっていてたので、観光者目当ての物売りがたくさん寄って来るツーリスティクなものかと思っていたのですが、近くの農家から買ってきたたくさんのパイナップルなどの農産物を積んだ大きな船に小船に乗った業者が買い付けに来ている卸売り的な場所でした。なので生きた生活の場を見てるという感じがして面白かったです。

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マーケットを見た後もライスペーパーを作っている工場を見学したり、細い支流を進んでみたりとのんびりの船旅が続きます。気分はちょっと「地獄の黙示録」。

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川沿いにはここで暮らす人たちの生活感が漂っておりなんともいい。それが可愛い女の子が笑顔を見せてくれるとなお素晴らしい。

カントーは美人が多い場所ということでベトナムで有名らしいです。


そして、船旅は4時間ほどで終了。

のんびり気持ちの良いひと時でした。




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ホテルをチェックアウトしてバスターミナルに向かう時は、カントー美人?の受付の女の子が笑顔で見送ってくれました。

カントーいい所だ。また来たいな~。


バスの中ではいい夢みながら熟睡でした。

 

ホーチミンシティーではサラリーマン時代の同期で現在ベトナムで仕事をしている友達と合流。忙しい中休みを取ってくれ4日間一緒に遊んでくれました。

やはり地元に詳しい人と一緒にいると普段の旅では味わえない経験ができるので面白いです。友達もバイクでいろいろな場所に連れていてくれました。

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まずはマクドナルド!!

ベトナムにはケンタッキーフライドチキンやバーガーキングやロッテリアなどはもう既にありますが、何故か今までなかったのです。そして、今年いよいよ一号店が2月14日にオープンしたようなのです。マクドナルド好きの僕としては是非とも行ってみたい!

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この日はオープン日より一週間ほどたち、訪れた時間が朝の10時頃という時間にかかわらず店頭には注文を待つお客さんの行列ができていました。僕もマクドナルドでこんな列に並ぶなんておもしろいと思いつつのんびり待ちます。

店内ではベトナム人の店員がこんなに必要か?というほど働いており、アメリカ本社からの助っ人か白人の店員もたくさん忙しそうに働いていました。

15分ほど並んで食べたのはビッグマックのセット。お味の方は美味い!というか日本と全く同じ味ですけれど。

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 そして、お次に向かったのがちょっと中心部から離れた場所にある住宅街。ここはホーチミンシティーの喧噪が嘘のように静かで落ち着いた地域。高級そうなマンションが立ち並びます。ここ20年の経済発展で増えてきたお金持ちが住んでいるみたいです。この辺りにはポルシェやBMWのショールームもあったりします。

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大規模なショッピングモールもあります。地下には大きなスーパーがあったり、ブランドの店があったり、シネコンがあったりと日本と比べても遜色がない立派な物。ここで「The Lego Movie」(面白い、お勧め!!)というハリウッドの3Ⅾ映画を見たのですが、料金も約700円というベトナムの物価で考えるとなかなか立派なお値段でございました。

いや~しかし、ベトナムは学生時代に初めて旅をしてから7年ほどの間隔で来ていて今回で4回目なのですがその度に変わる経済の発展ぶりにはいつも驚かされますね。

しかし、この訪れたのは土曜日だったにもかかわらず中を歩く人の数はまばら。こんなんで儲かるのかと心配になります。実際テナントが抜けていてビニールのシートで隠されていた場所が何ヶ所もありました。

このような場所で買い物ができる金持ちは増えたもののその数はまだまだ少ないってことなんでしょうね。これをベトナムの経済発展の限界と捉えるか、まだまだ経済発展の余地があると捉えるのか…。

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そして、夜はまたバイクにまたがり、日本のビアホールみたいなビールを飲めて食事を楽しめる場所へ。友達としこたまビールを飲み語ります。いや~楽しいね。

そして、そのレストランには、ビールを売るために、セクシーなぴっちりとした服に身をつつんだ可愛いいおねえちゃんたちが大勢います。ベトナム語が話せる友達を通訳におねえちゃんたちとコミュニケーションをとったり眺めつつまたビールをゴクリ。

う~ん、経済発展って素晴らしい!!

 

旅は孤独なもんです。

特に一人旅なんて。

楽しい時もありますが、ほとんどが一人寂しく過ごす時間。

でも、それを耐えるのが旅人ってもんです。

しょせん人間は死ぬ時は一人なのさ…。



でも、そんな僕をそっと慰めてくれる奴ら。

それが、犬と猫たち。

いや~ほんとうに可愛いね。

日本に連れて帰りた~い。

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ニャチャンからホーチミンシティーまでは夜行寝台バスで移動です。寝台バスとはその名の通り椅子がほぼ180度まで倒れ横になって乗れるバスなのです。足も十分伸ばせるしかなり快適です。僕は最近なぜか6、7時間ぐらいしか寝られない日々を過ごしているのですが(昼寝をしてるから?)、このバスの10時間ほどの移動の間はほぼ寝て過ごしたくらいです。

このようにベッドを2階建てにすれば 乗客数も確保でき料金も下げることができるので、日本でもやって欲しいものですがやはり安全上や法律の問題があるのでしょうか。

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そして、やってきたホーチミンシティー。サイゴンと呼んだ方が分かりやすいかもしれません。さすが経済の中心地だけあって建物の数、人の数の多いこと。そして、ここは他の東南アジア諸国の大都市と比べバイクの走っている数の多いこと多いこと。こんな騒がしけりゃ夜行バスで一晩過ごした老体には観光なんてする気力も出ないのは仕方がない…。

ということでマッサージに行くことにします。

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この写真はニャチャンにあった店のもので、前回旅した時はほとんど気づかなかったんですが、 盲目の人が働くマッサージ屋がけっこうベトナムにあるのです。そして、値段がかなり安いんです。ニャチャンの店では1時間8万ドン(約400円)。タイでも1時間600円以上はします。

ホーチミンシティーにもあるということはガイドブックの情報で掴んでいたので、その地図をたよりにいそいそと出かけます。分かりずらい場所にあってなんとか探し当てて中に入ります。そして、なんとここの料金は1時間6万ドン(約300円)なのです!!安すぎる…。

うだるような暑さに比べ中は冷房が効きすぎるくらい効いていて快適そのもの。そして、問題はその腕前。果たして僕を満足させるレベルなのか?

結果から言いますと、ちょっと微妙なのです。やはり盲目の人が専業でやってるだけあってその指の動かし方のテクニックはかなり繊細で巧みであります。しかし、どっちかというと身体の表面を撫でる系のマッサージであって、僕好みのギューっと圧力をかけてくれるものとは違うんです。だから心地よいことは心地よいのですが、少し物足りない。

惜しい!でも300円だからな~。


究極のマッサージを求め、僕のマッサージ道はまだまだ続きます…。
 

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ベトナム屈指のリゾート地ニャチャン。僕はビーチがそんなに好きではないのですが、今回はラオスからホーチミンシティーに行きたかったので、そうすると遠い道のりになるので一息入れるために選んだのがこの地です。連日12時間以上バスに乗っての移動が続いたのでのんびりしても罰は当たらんでしょう。

2日間滞在したのですが、一度も水着姿にはならず、昼間は暑いんで部屋でごろごろとしていたりして3時ごろになりちょっと日が傾いて来たらビーチ沿いをぶらぶらと散歩したりしてました。

で、たまにちょっと日焼けをしようかとTシャツを脱ぎ上半身裸になってビーチに出ようとすると乾季なのに何故か雨が…。

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まぁ、そんな時は喫茶店に入りアイスコーヒーを飲みながら読書でも。別にビーチが好きな訳じゃないんで…。



この街にはたくさんの白人の旅行者が訪れており、お洒落なレストランやバーなどもたくさんあり夜は音楽もがんがん流れて賑やかです。最初、僕はやはり白人はやっぱりビーチが好きなんだな~なんて漠然と感じていたのですが、途中でなんとなくおかしい奇妙な感じを受けました。

なんだろう、なんだろう、と思っていたらある時、はっと気がつきました。その白人たちはほとんどがロシア人だったのです。そう思って見渡すとほとんどのレストランや旅行代理店の看板には英語の表記の他にロシア語も書かれているのです。

これまでたまにロシア人の旅人に会ってはいましたが、これほどたくさんのロシア人に会うのは初めてです。寒い国なので太陽が燦々と降りそそぐビーチを求め、同じ共産圏の国というので来やすいからなのでしょうか。僕が若い頃はハリウッド映画では必ずソ連が冷酷無比の悪役として出てきていたもんですが、時代は変わったもんです。

僕はベトナムに来るときに一緒だったロシア人のおばちゃんを見て珍しいもんだと思っていたのですが、珍しいのは僕の方だったのですね。


しかし、それにしてもビーチでロシア人たちを見ていると(特に女性)、その変貌ぶりには驚きます。10代から20代前半の女性は細くて綺麗で見ていてうっとりとしてしまうぐらいです。ビーチもいいもんだと思ってしまいます。

しかしです、それがおばちゃんになると突然ばかでかくなってしまうのです。いったいこの差はなんなんだ。同じ生物とはとても思えないのです。人類が何十万年かけてきて進化したものをわずか数十年で体現しているようなものです。ポケモンもびっくりの変貌ぶりです。

これは結婚した夫側はなんとも思わないのでしょうか。そういうもんだと結婚する時に覚悟をしているのでしょうか。

それでもビーチで年老いた夫婦が仲良くビーチで横になったり散歩したり、チューをしたりしてます。

仲良いですね~。


といまだ寂しい独身の僕が呟いております。



 

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朝6時、ラオスのアタプーからベトナムのコムトンに向かう直通のミニバスに乗ります。いよいよベトナムです。

ベトナムは飯は美味い、見どころはたくさん、お姉ちゃんは可愛い!といいとこだらけなのですが、バックパッカーにはあまり人気のある国ではありません。東南アジアでどこの国が好き?と聞かれベトナムと答える人はあまりいないと思います。

何故ならば、「人」に疲れる国なのです。 はっきり言いますと「ボリ」がひどいのです。買い物をするときに定価の2、3割増しは当たり前でへたすると2倍3倍もあります。ですから買い物をする時は常に疑心暗鬼になりながらしなければならなく疲れるのです。

例えば美味しそうな屋台の飯があって、だいたいこれぐらいの値段だろうな~と思って聞かずに食べると、支払の時に驚くような高い値段を請求されるのです。たとえ食べているお客さんにこれいくら?と聞いて食べても、支払の時に高い値段を言われる時もあります。そんな時に聞いたお客さんにこれいくらだよね?と確認しても、急に店主の味方になりそんなこと言ってないとか言い出します。

そんなことは他の国でもあるではないかと思うかもしれません。もちろん他の国でもボルこともあります。しかし、それはあくまでも観光客目当てのツーリスティクな場所においてであって、ほとんど観光客も訪れないようなローカルな場所ではあまりぼったくられることはあまりありません。

しかしベトナムでは、こんな所ほとんど旅行者がこないだろうという場所で、人の好さそうな素朴なおばあちゃんがやっている店でもボラれることがあるのです。 周りのお客がいくら払っているかを観察してその値段で買おうとしても売ってくれないこともあります。今この値段で売ったよね?と言ってもいやこの値段だ!とがんとして売ってくれなかったこともありました。

どうやら外国人には高い値段で売るのが当たり前という考え方が世間一般に広く浸透しているようなのです。なので旅人は買い物の度に戦いを強いられ摩耗して疲れ果て、ベトナムが嫌いになっていくのです。


そんなベトナムなんですが、ここ10年の経済発展のためか前回5、6年前に訪れた時はこのボリもずいぶんましになってたような気がします。相変わらず北のハノイの方はひどいかったですが、南の方は他の国並みになってきているのではないのか。今回ベトナムで訪れるのは南の地域だけなんで少し安心なんですが、やはり入国に際してはちょっと心の警戒心のレベルを上げてしまします。かかってこいよ~ベトナム人!!


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ところがです。最初にアタプーで乗り込んだバスの運転手はすごい僕らに気を使ってくれて、国境の時もここで荷物を下ろせだのパスポートは持ったか?などいろいろ面倒をみてくれます。そして、ベトナムに入国してからの昼飯休憩ではまだベトナムのお金を両替できていなかった僕らに対して、そんなこと気にするなと昼飯までご馳走してくれました。

さらにコムトムでバスを乗り換え、今度はハイエースよりももう一回り大きいくらいのミニバスに乗ってニャチャンという町に向かったのですが、その時は僕の横に座った若い兄ちゃんが僕らにいろいろ話かけてきてくれて、ペットボトルの水を買ってくれたりしました。

あれ ?ベトナム人ってこんなに親切だった? まだまだ油断大敵ですが、嬉しいことであります。


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しかし、今回の移動もかなり大変でした。朝6時に出発し、目的地のニャチャンに着いた時には夜の9時になっていました。特に午後のミニバスではバイクを2台も積み込みただでさえ狭いのに4人掛けの席に5人で座らされ、さらに席間が狭いため足の長い?僕は膝頭が前の席にぐりぐりと当り、両脇はロシアとベトナムのかっぷくの良いおばちゃんに挟まれ両手に花状態。いや~昨日からの移動、ほんと疲れました!

なのでこの後はビーチの町ニャチャンでのんびり過ごすのでした。
 

旅を始めて早いものであと少しで一か月となりました。そして、とうとうロシア美女と一夜を過ごすことになりました。


残念ながら、「元」ロシア美女の恰幅のよいおばちゃん(おばあちゃん?)でありまして、ただ部屋をシェアしただけなんですが…。


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いよいよのんびりとしたデット島を旅立つ日が来まして、向かうはベトナムです。ラオスとベトナムは隣り合っているため何ヶ所かの通過できる国境のポイントがあります。旅行者にとってはちょうど中央辺りを通過してフエに通過するルートや北のハノイに抜けるルートがメジャーであると思います。しかし、今回はベトナムではホーチミンシティーに行くことを目的に考えているので、最短ルートを取るためあまり旅行者が利用することの少ない最南端のPhouKeau~BoyY間の国境を通ることをします。

朝8時半ぐらいのデット島発のボートに乗りバンナカサンに向かい、そこでぼろい乗り合いバスに乗り換えパクセへ向かいます。そして3時間弱でパクセの街に11時半頃に着き、そこから国境近くのアタプーという町に向かいたかったのですが、なんとバスは11時に出発したばかりで次のバスは15時になるということです。まいったな~と思いますが、仕方がないのでチケットを買い3時間ほどバスターミナルで待つことにします。

その時にふと目に入ったのがバンナカサンからの乗り合いバスでも一緒だったヨーロピアンのおばちゃん旅行者です。こんな所を一人で旅するには珍しい手さげかばんと小さなスーツケースを持っているのですが、なにやら困っているようで回りのラオス人に聞いています。助けてあげようと思いどこに行くのかと尋ねると、僕と一緒でベトナムに向かいたいということだったのでバスのチケット売り場を教えてあげました。そして、一緒のバスでベトナムに向かうことになったのでした。このおばちゃんがロシアの人だったのです。

このおばちゃんとは結局ベトナムのニャチャンという町まで一緒に行くことになりましたが、なかなかユニークな人で面白かったです。英語もほとんど話せない上にガイドブックの類の本も一切持ってなく、簡単なベトナムへの行き方を書いた手書きの一枚の紙切れしか持ってなかったです。それでも何の心配もなくひょうひょうと旅をしているようでした。昔は今オリンピックが行われているソチにも住んでいたらしく、今はロシアに近い場所にある中国の地方都市で暮らしていて、子供たちは韓国で働いているとも言っていました。これは僕の想像ですが激動のソ連~ロシアの時代を生き抜いてきたんでしょうね。だからこんな旅自体なんともないんでしょうか。僕も見習ってその位の図太い神経を持ちたいもんです。僕なんて知らない所を旅する時はいつも大丈夫かなとかビクビクしながらしてますんで。どんと男らしく構えてみたいもんです。

でもベトナム行のバスの乗り換え方法を探したり、宿探しの交渉などは全部僕がやってそのおばちゃんはただ僕に付いてきてただけなんですがね…。まぁ、おばちゃんからしたらほらなんとかなるもんでしょ、みたいなもんだと思いますけど。



話は変わり、パクセでバスを待っている間、ふと見ると男たちが集まってきれいに整列しています。

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いったいなんだ?僕が写真を撮るために並んでくれているのか?…という訳はありませんね。

答えはこれ。

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バスターミナルの壁の上の方に設置された小さなテレビで放映されていたタイのムエタイの試合をみんなで見上げて観戦していたんです。街を歩いていてもよくテレビで流れている所を見かけますし、ラオス人もタイのムエタイが大好きみたいです。でも、このおっちゃん、兄ちゃん達を見ているとかなり興奮していて盛り上がっているのですが、よくよく見るとお金をかけてるみたいでした。タイの試合会場でもみんなお金をかけて大盛り上がりですが、お金がかかるととやっぱり熱くなりますよね。



バスは結局3時半くらいに出発してアタプーの町に着いた時には9時頃で外は真っ暗になってました。ほんと長い一日でした。疲れました。そして、ロシアのおばちゃんと部屋をシェアしてここで一泊することになった訳であります。

はぁ、いつか本物のの若いぴちぴちのロシア美女と一緒にならないかな~。

ラオスではどんなものを食べているのか。残念ながらタイ料理のようにこれがラオス料理だ!というような特色のある料理はないのです。(もしかして僕が知らないような高級レストランにはあるかもしれませんが。)やはり料理のレベルは、ある程度経済が発展しないと洗練されてこないのかもしれませんね。

そんな中でラオスでよく食べている物を紹介します!!

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まずはラオといえばこれ!!サンドイッチです。バケットにを軽くトーストしてくれて野菜や肉みたいなものをサンドしてくれあす。ソースが甘辛いのがラオスっぽいところですか。しかし、これはほんと美味い。なんといってもパンのレベルが高いです。ここラオスにしてもベトナムにしても昔フランスの植民地であっただけにその名残だと思います。

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もちろんヌードルスープもあります。

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デット島は完全に旅行者のための場所なんで残念ながらローカルの食堂はありません。なので旅行者をターゲットとした旅行者向け(特にヨーロピアン)の料理になってしまうので、はっきり言って美味しくないし高いのが難点です。いつもフライドライスばかり食っていたと思います。そして、この写真はカレースープなんですが、注目して欲しいのはそのよこの茶色の容器にはいっているお米。

これが「カオニャオ」です。日本でいうもち米です。 ラオスの人はこれを手で掴み、小さくちぎり丸め、スープなどに浸して食べるのです。このカオニャオが何故か美味い。日本でもち米を食べたってどうってことはないのですが、ラオスで食べると食が進むんですよね~。冷めてても美味いんです、これが。

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これは肉を細く刻み、それをまた細く刻んだ野菜とあえたもの。横の兄ちゃんが食べてたので美味しそうだと思って、僕もこれが欲しいって指を差して頼んだんですが、これがほんとうに辛かった。味の方は野菜が独特の癖の苦味があるものでちょっと食べづらかったです。

写真の奥の方にあるのはサラダで、料理を注文するとセットで一緒に出てくることが多いです。ラオスの人はおかずやカオニャオを食べながらこの野菜をむしゃむしゃとよく食っています。僕も真似して食おうと思うんですが、苦味のある物が多くてきゅうりぐらいしかむしゃむしゃとは食えないです。

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そして、ラオスといえばこれですね。写真の右の方に写っている焼き鳥ですね。甘辛い味付けがされていて、ソーセージなども焼いています。これが安くて美味い。たいていは一緒にカオニャオを売っていてビニール袋に入れてくれます。肉にかぶりつきながらカオニャオを食う。これがラオスでしょう!!


さて、ここで残念なお知らせなんですが、ラオスにはスイーツがあまりないんですよね~。デザートは別腹なんですが、そこを満たせなくてちょっと寂しいです。

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