マプトを発って、次なる国スワジランドへ向かいます。ミニバス乗り場までは歩いて2、30分の場所なのですが、昨日の警察官の出来事があったので少しドキドキしながら歩いていきます。いったいなんで警察官なんかにびくびくしないといけないのだ。なんも悪いことをしてないってのに。
それでも一人の警察官に会うこともなく 無事ミニバス乗り場に着きました。ここでミニバスに乗り2時間ほどかけて国境へと向かいます。
モザンビーク不審症になっている僕は、出国手続きでもなんかいちゃもんをつけられるのではと余計な心配をしましたが、何事もなくスタンプを押して終了となりました。
スワジランドはビザは必要ないのですが、なにも記入させられず、なにも訊かれずにスタンプをポンッと押されました。こんないい加減でいいのか?とこっちが心配になります。スタンプにはいつまで滞在できるかも書いてないし……。
国境からはミニバスに乗りマンジニを経由してエズルウィニに向かいます。それほど距離はなく乗り換え時間を入れても3時間ほどで着いたのではないでしょうか。これくらいの移動だと楽ですね。
そして、スワジランドに入国して驚いたのは、ミニバスのきれいさです。今までの国々では日本の中古のハイエースがこれでもかというくらいボロボロになって使われいることがほとんどだったのですが、ここでは新車です。
車内ももちろんきれいです。そして、冷静に考えれば当たり前なのですが、席は一人一席が与えられるのです。今までは3人の席に4人詰め込まれていたのが当たり前でしたからね。
エズルウィニはスワジ王家の都です。スワジランドは王様がいて今でもかなりの権力を持っているのです。その割にはでっかい王宮とかもなく、普通の家もちらほらとしかない、山に囲まれた長閑な場所です。
そして、そんな場所にもかかわらず、ここにはかなり立派なショッピングモールもあります。なんかアメリカに来たような感じですね。もちろん腐った警察官もおらず、治安もそれ程悪くないようです。つくづく秩序のある国って落ち着くな~と実感するのでした。