南アフリカに入ったばかりですが、再び出国して次なる国に向かいます。次は「天空の王国」とも呼ばれるレソトです。その名の通り国土のほとんどの場所が標高1500m以上もあります。そして、南アフリカの中にぽつんといった感じである小さな小さな国なのです。
まずはピーターマリッツバーグからアンダーバークにミニバスで向かいます。この近くにはドラゲンスバーグという世界遺産にも登録されている美しい山々が広がっています。しかし、生憎の曇り空。小雨も振り出す始末です。
レソトへ行くためのミニバスを飯を食べたりしながら待ちますが、そこの食堂にいたおばちゃんたちはなかなかフレンドリーでした。やはり南アフリカでもちょっと田舎に来ると、人々との距離も近くなるような気がしますね。
レソト方面行きのバスに乗り、しばらく走ると道路は未舗装になり、そこで4WDのミニバスに乗り換えることになります。いよいよここから本格的に高度を上げてレソトに向かうことになります。
ここはサニパスと呼ばれる峠で、かなりの絶景が広がっている道として有名なのです。僕もそれを楽しみにしていました。
しかし、ガスっていて全くなんも見えず……。まあ、覚悟はしていたんですがね。
そして、途中で南アフリカの出国手続きを済ませ、峠を登りきるとそこにはレソトのイミグレがあります。標高は2500mぐらいあるのでしょうか。まさしく天空っといった感じでしょうか。本来ならここから見事な景色を堪能できるはずなのですが、やっぱりガスっていて何も見えず……。せっかく来たのに。
しかし、レソトに入ると、標高が高いためか、雲が少なくなり青空が見えてきます。
いや~気持ちが良いですね。高地の空ってなんでこんなに青いんでしょうね。
そして、着いた本日の目的の町モコトロン。なんとものどかな場所です。
羊を放牧させる人たちも。毛布を体に巻き付けるのがレソトのスタイルです。
そして、この小さな町一番のスーパーマーケット。覗いてみると中国人たちが働いていました。こんな所で働くなんて……中国人の逞しさを改めて感じてしまいました。