いよいよ出発。関空16時50分発マレーシアのクアラルンプール行きに乗り込みます。なぜマレーシアなのか。とりあえず東南アジアのどこかに行くと決めていたので、タイでもインドネシアでもベトナムでも良かったのです。それではどうして?それは、エアーアジアが飛んでいるからなのです。今では日本にも多くのローコストキャリア、略してLCC、日本語で言えば格安航空会社が就航しています。台湾、ソウル、香港などにも飛んでいますが、東南アジアとなればエアーアジアになるでしょう。
このエアーアジアはもちろんその値段の安さが魅力なんですが、今回僕が買ったチケットは片道の関空~クアラルンプールでなんと13800円!!なのです。もちろんサーチャージや税金など全て込みです。13800円ぽっきりなんです。そんなこと言って、後で怖いお兄さんが出てきて法外な値段を請求されることももちろんありません。
13800円と言えば日本国内で考えても、新幹線で大阪から東京に行くよりも断然安いです。そんな値段で海外まで行けてしまう。すごい時代になったものです。そんな値段なので客層もやはり若い人たちも多いですがそれも日本人というよりマレーシア人が多いように思えます。エアアジアの機体には「Now Everyone Can Fly」って書かれているんですが、まさしく飛行機はもう先進国や金持ちの人たちだけの贅沢な乗り物じゃなくなっているんですね。インターネットが世の中を変えたっていいますが、このLCCってのも同じく人々の生活を変えたって言ってもいいと思います。
しかし、ここで疑問が一つ。こんなに安く手軽に海外に行けるというのに、何故日本の今の若者は海外旅行に興味がなくなったと言われてるんでしょうね。気軽すぎるから逆に憧れがないのか、携帯電話の料金を払うためお金に余裕がないのか…、不思議ですよね。まぁ、僕などが考えても答えは出ないんですが、およそ7時間半のフライトの間暇なんでつらつらと考えておりました。
そう、LCCの弱点、それは最低限のサービスしかないということです。海外旅行での機内のお楽しみ映画の上映もないんのです。お金を出せば食べられますが、機内食ももちろん出ません。安いのはそれなりの理由があるんですよね。暇だ暇だ~。でも、エアアジアよく考えてます。お金をかけなくてもできるサービス。それはキャビンアテンダントの お姉ちゃんたちが若い若いギャルだちだということ。そして、そんなぴちぴちのね~ちゃん達が真っ赤なそしてまさしくぴちぴちの制服に身を包んでいます。そして、化粧はばっちり。ここはキャバクラ?とも思ってしまいます。いいね~。時間よ止まれ。
飛行機は夜の11時半くらいに無事クアラルンプールに到着。入国審査を受け、預けていた荷物を引き取ると、ゆうに12時に回っていました。空港から市内までは1時間ほどかかるし、こんな時間から宿探しをするのも憂鬱なので、空港の出発ロビーで寝転がり朝まで過ごすことになりました。こんな夜遅くに着く。安いのには安いなりの理由があるんです。